黒髪か茶髪か金髪か
どうしても髪が黒いと重く見えるというので、ここ数年、いや10年以上、髪を明るめに染める事がメジャーになっています。
確かにカジュアルな衣装には、黒髪より茶色や金色の髪が合うと感じますし、日本にいる分には、それも良いと思います。
しかしもし海外に行く予定があるのなら、髪色は黒がやっぱり一番良い。
海外に行くと、嫌でもその事を思い知ります。
白人女性と一緒に居る光景を客観的に見た時、もし自分の髪色が茶色や金髪に染めたものであったら、きっと居心地の悪い思いをするでしょう。
何しろあちらは天然のゴールド、栗色、赤毛なのであり、観察すると分かる事ですが、髪色と眉毛、まつげの色、瞳の色も自然とマッチする色合いになっています。
それが自然界がそれぞれにもたらした色のハーモニーであり、やはり各人、生まれた時に与えられたハーモニーを活かすことが一番美しいと思うのです。
私たち東洋人の髪色は黒からダークブラウン、瞳の色も同様です。
これは例えば金髪と碧眼、赤毛と緑眼に勝るとも劣らない、美しい組み合わせです。
なのに髪色だけを流行りの色で染めてしまうと、日本にいる間は綺麗に思えても、海外に出るとちぐはぐで、ニセモノ感が漂う事に気づくと思います。
海外に出る予定があるなら、下手に髪を染めない方が良い。
相手の土俵に入り込んでは、損なのです。
ただ私たちの持つ色合いには、カジュアルなファッションが似合いづらいのは本当で、ラフ過ぎると地味でパサついた感じが出やすくなってしまいます。
間近で観察して思うのは、外国人がラフな格好でも素敵に見えるのは、肌、髪、瞳にそれぞれ異なる色合いがあるからで、たとえモノトーンの衣装であっても、彼らが身にまとうと、ゴールドやグリーン、ブルー、ブラウンが自然と加わるので、地味になりすぎないのです。
じゃあ私たちはモノトーンでは素敵に見えないのか?というと、そんな事はないのですがひと工夫が必要で、それはどこかにツヤ、光を加えることです。
一番NGなのは、洗いざらしたコットンの黒いシャツにブラックデニム、無造作なアップヘア、こういう組み合わせです。
黒髪は無造作にまとめると、ツヤを演出するのが困難で、ツヤがない黒髪は(特にお肌の曲がり角を過ぎた年齢になると)疲れたように、寂しげに見えがちです。
ですから髪はなるべく面を意識して、輝きを足す。
そして黒いシャツにしてもシルクやサテンでツヤを足すとか、ジュエリーで輝きを足すなど、パサつかない工夫が必要です。
色合いが地味な時は、ツヤと輝き、これがまず大事です。
それと、基本的にキチンとした服装の方が似合います。
あまり着くずしたようなスタイルは、外国人に比べると顔だちと体形に強さや厚み(派手なインパクト)が少ないので、どうしても似合いづらい。
ラフは荒々しさとがっつり組み合わさると、カッコよくなりますが、その荒々しさが足りないと、貧相に見えがちです。
この点で参考になると個人的に思っているのが、ミッチー。
そうです、及川光博さんです。
この人はキッチリした服装だと本当に美しいし、ツヤのあるモノトーンも似合います。
でもジーンズは似合わない、というかカジュアルだと彼の美しさは引き立たないし、ご自身もそのことをよく知っているような気がします。
端正で清潔で繊細、あらゆる意味で東洋人の美しさはこれだなと感じます。
またそのミッチーと対極にあるのが、ブラッドリー・クーパーのようなタイプ。
こういった無精ひげにヨレたシャツがカッコよく見えるのは、髪と瞳の色彩、インパクトある顔だち、がっしりと厚みのある身体のおかげです。
どちらが優れているという話ではなく、タイプの異なる美しさがある。
私自身はこれを、金髪碧眼の女性とブティックの鏡で並んで映った時、もうはっきりと自覚しました。
彼らがモノトーンのカジュアルで素敵だからといって、自分も全く同じ組み合わせをするのは良い手ではないんです。
もともと「洋」服というくらいで、同じ色合わせ、同じアイテムでは、やはりあちらに分があるんですね。
私たちが洋服を着る時は、そのことを考えた方が良い。
と言うと、何だか外国人に比べて不利な気がするかもしれませんが、天然の色彩を持つ人たちにもそれなりに難しさがあります。
それは色の組み合わせの問題です。
生まれつき瞳や髪に青、緑、金、栗色などの色彩があると、身に付ける衣装の色合わせは、ほぼ黒一色の私たちより難しくなります。
映画などでおバカなカワイ子ちゃんを演出するとき、ブロンドの女の子にカラフルな衣装を着せたりしますが、あのように色がとっ散らかると、まずシックで知的には見えなくなります。
彼らがモノトーンやアースカラーなどの落ち着いた色をよく着るのは、この色合わせが煩わしいからではないかと、私は密かに思っているんですが、どうでしょう。
つまり色を自由に楽しむという点では、私たちの方が彼らより恵まれているとも言えます。
着物を見ても、まるで色の洪水のようではありませんか。
あれをとっ散らかすことなく、美しく着こなせるのが私たちの持つ色合いです。
持って生まれた黒の色彩を大切にしつつ、色をもっと楽しんだ方が、日本人は美しくなるはずです。
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